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【写真集】晩成社跡地|北海道・大樹町

晩成社跡地に残る依田勉三住居の復元建物。木造の質素な小屋が青空の下に佇んでいる。

北海道十勝にある晩成社跡地の写真集。
地図の片隅に見つけた「晩成社跡地」。
砂利道を進んだ先に、明治の夢が残っていた。

夏の日の畔道
晩成社跡地に立つ解説板。開拓の歴史や当時の暮らしぶりを知ることができ、現地を訪れる人々に物語を伝えている。
晩成社跡地に立つ解説板。
木造の壁と天井に囲まれ、かまどや木箱、壺、灯油ランプなどが当時の生活を再現している
晩成社跡地に復元された依田勉三住居の内部。
草に覆われた半地下式の木造貯蔵庫跡。入口は低く、木材が時を経て朽ちかけている。
晩成社跡地に残る半地下の貯蔵庫。
項目詳細
正式名称晩成社史跡公園
住所〒089-1881 北海道広尾郡大樹町生花
連絡先01558-6-2133(大樹町生涯学習センター)
アクセス大樹町役場から車で30分
歴史明治16年(1883年)晩成社が帯広に入植
明治19年(1886年)大樹町で牧場開設
主要遺構・依田勉三住居復元(明治26年〜大正4年居住)
・井戸跡
・サイロ跡
・ムロ跡
・もみじひら歌碑
・祭牛之霊碑
復元住居詳細三分割構造:畳4帖敷居間・土間・風呂場と物置場
復元年平成元年10月(文化財保存建物協会指導)
開拓の特徴・バター(マルセイバター)製造
・チーズ試作
・缶詰製造
・半地下式サイロ建設
・時代を先取りした酪農経営
歴史的意義十勝地方の農業・酪農の基礎を築いた
民間主導による開拓事業の先駆け
管理大樹町教育委員会社会教育課

依田勉三は生涯を十勝開拓に捧げ、「晩成社には何も残らなかった。しかし十勝野は…」という言葉を残しました。現在の六花亭マルセイバターサンドの包装デザインも、この晩成社製バターに由来しています。史跡公園では当時の開拓者たちの苦労と努力、そして現在の十勝農業発展の礎となった歴史を感じることができます。


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